日本の伝統色「山吹茶」とは……
山吹茶は、茶色がかった褐色味のある黄色。別名「濃山吹」とも呼ばれている伝統色です。『手鑑模樣節用』新古染色考説によると、「古名支子染、法曹至要鈔二日、支子染可濫黄丹以茜紅交染」と記載されており、クチナシと紅花で染めた色味である「黄丹」と似た色だったとされています。
山吹茶 = やまぶきちゃ
山吹茶は金色に近い色味であることから、金茶(きんちゃ)と呼ばれることもあります。「山吹茶」は、やまぶきちゃと読みます。
R209 G152 B38 #D19826/山吹茶(やまぶきちゃ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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