蠟色(ろいろ)蠟色(ろいろ)

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日本の伝統色を知る

2026.2.24

読めますか?日本の伝統色「蠟色」“ろうしょく”とは読みません










日本の伝統色「蠟色」とは……




漆工芸の塗り技法の一つである「呂色(ろいろ)塗」に由来する、黒漆のように深く艶のある黒色を蠟色と呼びます。生漆を油などで薄めずにそのまま精製して塗り、上塗りのあとに木炭で丁寧に磨き上げ、菜種油と角粉で艶を出すことで、まるで濡れたような光沢が生まれます。河竹新七の歌舞伎『吾嬬下五十三駅』(1854年)にも登場し、黒地に金の蒔絵が施された上品な調度品の色として描かれています。





蠟色 = ろいろ

 

「呂色(ろいろ)」の「呂」は、中国語の「艶(つや)」を意味する字とされます。漆を何度も磨いて生まれる深い光沢は、まるで鏡のように周囲を映すことから、古来「漆の中の月」とも称されました。「蠟色」は、ろいろと読みます。







DIC 日本の伝統色:R12 G12 B12 #0C0C0C/蠟色(ろいろ)




「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 


参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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