紅(べに)紅(べに)

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日本の伝統色を知る

2026.3.3

読めますか?日本の伝統色「紅」“こう”とは読みません










日本の伝統色「紅」とは……




紅花から黄の色素を取り除き、赤の色素であるカルタミンだけで染めた鮮やかな赤色が紅と呼ばれる伝統色。紅花はエジプト原産のキク科の植物で、染色にはまずウコンやキハダなどの黄系の染料で下染めをおこない、その上から紅花で染め重ねる手法が用いられます。これは紅花の色が退色しやすいためで、手間のかかる技法でした。山形県最上地方が主な産地で、紅花を加工した「紅餅」が京都や江戸に運ばれ、精製されて本紅となります。





紅 = べに

 

「くれない」という名は、古代に紅花が伝わった地「呉(くれ)」に由来するといわれます。『万葉集』にも紅染めの衣が多く詠まれ、当時から人々の憧れの色だったことがうかがえます。「紅」は、べにと読みます。







DIC 日本の伝統色:R203 G27 B69 #CB1B45/紅(べに)




「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 


参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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