本紫(ほんむらさき)本紫(ほんむらさき)

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日本の伝統色を知る

2026.3.17

読めますか?日本の伝統色「本紫」“ほんし”とは読みません










日本の伝統色「本紫」とは……




ムラサキ科の植物「紫草(むらさき)」の根を用いた紫根染による、あざやかな紫色が本紫です。古くから「紫色」といえばこの染法による色を指し、高貴で特別な色として扱われてきました。江戸時代には、贅沢を禁じる「奢侈禁止令」によって紫根染の使用が制限され、人々は代わりに「蘇芳」や「茜」などで染めた紫色「似紫(にせむらさき)」を楽しむようになります。その一方で、紫根染による本来の紫を「江戸紫」「今紫」と呼び分け、「本物の紫」という意味で「本紫」と称したのがこの名の由来です。





本紫 = ほんむらさき

 

紫根染は染料の抽出や発色が難しく、気温や水質に左右される繊細な技法です。その希少性から、かつては位の高い人々だけが身につけることを許され、「高貴の象徴」とされていました。「本紫」は、ほんむらさきと読みます。







DIC 日本の伝統色:C55 M85 Y30 K27 / R84 G28 B130/本紫(ほんむらさき)




「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 


参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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