日本の伝統色「桑の実色」とは……
熟した桑の実を思わせる深い赤紫が桑の実色と呼ばれます。上代では「桑染」と呼ばれ、この落ち着いた色合いが用いられていました。元禄9年刊の『当世染物鑑』には染め方が記されており、まず楊梅の皮で淡く染め、さらに桑の木を煎じた液で重ね染めすることで、濃く深みのある色が生まれるといいます。安永7年の『装束色彙』には「桑子の色にて赤黒なり」とあり、当時の人々が桑の実の熟した色を重んじていたことがわかります。
桑の実色 = くわのみいろ
桑の実は古くから果実として食されるほか、葉は養蚕に欠かせない大切な資源でした。実の濃い色合いは染料としても重宝され、暮らしと深く結びついていたのです。「桑の実色」は、くわのみいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:R100 G54 B60 #64363C/桑の実色(くわのみいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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