日本の伝統色「古代紫」とは……
奈良や平安に都が置かれた時代に尊ばれた、紫に由来する色が古代紫。ただし、実際に古代で使われていた紫そのものではなく、京都の伝統的な紫染の流れをくむ色で、京紫に近いといわれています。11世紀初め、一条天皇の代に身分の高い人が身につける正式な衣装の色が黒に定められ、紫色は表舞台から姿を消しました。それでも紫は近世の染色業に受け継がれ、古代紫として今に残ります。
古代紫 = こだいむらさき
紫染は手間と時間がかかるため、古くから特別な色とされました。古代紫という名にも、その大切さが込められています。「古代紫」は、こだいむらさきと読みます。
DIC 日本の伝統色:C60 M72 Y30 K0 / R102 G71 B179/古代紫(こだいむらさき)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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