日本の伝統色「蟹鳥染」とは……
水辺の涼風を感じさせるような淡い青色が、蟹鳥染と呼ばれる伝統色です。もともと「蟹鳥」とは、身分や地位の高い家で生まれた赤子に初めて着せる「産衣(うぶぎ)」を指す言葉でした。光沢のある練絹(ねりぎぬ)を淡い青で染め、蟹や鶴、宝づくしの小紋(こもん)を描いたものがこの名で呼ばれ、大変縁起の良いものとされています。
蟹鳥染 = かにとりぞめ
産衣は、生まれて七日目の「お七夜」で着せられることが多く、家の格式や願いを色や文様に込める大切な衣服でした。「蟹鳥染」は、かにとりぞめと読みます。
DIC 日本の伝統色:C14 M0 Y0 K0 / R219 G255 B255/蟹鳥染(かにとりぞめ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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