日本の伝統色「金碧珠」とは……
青緑の海から朝日がのぼる瞬間の輝きを表した色が金碧珠。中国に由来する瑠璃色の一つで、青緑の中にほんのりと金の気配を感じさせる、奥行きのある色です。金と青緑の組み合わせは、唐の時代に生まれた金碧山水や、日本の安土桃山時代に狩野永徳らが描いた金碧障壁画にも見られます。どちらも二つの色が引き立て合い、目を引く美しさを生み出してきました。一見すると青に見えながら、金を感じられる色です。
金碧珠 = きんぺきしゅ
金碧障壁画は光の当たり方によって表情が変わり、時間帯ごとに異なる美しさを楽しめるとされています。「金碧珠」は、きんぺきしゅと読みます。
DIC 日本の伝統色:C99 M48 Y0 K36 / R2 G85 B163/金碧珠(きんぺきしゅ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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