日本の伝統色「虹色」とは……
紅花で染めた薄い絹が放つゆたかな光を思わせる淡い赤が虹色。紅花染の絹地は光を受ける角度で表情が変わり、青みが出たり紫が重なって見えたりします。かつて人々は、その揺らぐ光沢を虹のように感じ取り、この淡い紅色を虹色と呼びました。現代のような多色のレインボーを指すのではなく、紅と絹の質感が重なり合って生まれる繊細な輝きが名前の由来です。宮沢賢治の物語にも虹色という表現が登場し、光が行き交うような美しい響きとともに、その色のゆらぎが描かれています。
虹色 = にじいろ
「レインボー」の虹は太陽の光が空気中の水滴で屈折し、色ごとに少しずつ角度が変わることで生まれます。「虹色」は、にじいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:C0 M25 Y10 K5 / R242 G182 B218/虹色(にじいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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