日本の伝統色「花緑青」とは……
明るさの中に渋みを感じさせる、あざやかな青緑色が花緑青と呼ばれる色です。19世紀初め、ヨーロッパで2種類の銅を組み合わせて作られた人工顔料がもとになっています。「バリス・グリーン」とも呼ばれ、日本では青を表す「花」の字をあて、古くから使われてきた緑青と区別されました。絵具や建築用の塗料として世界各地で用いられましたが、成分にヒ素由来の強い毒性があることが分かり、次第に使われなくなります。
花緑青 = はなろくしょう
かつてはこの鮮やかさから、ナポレオンが幽閉された部屋の壁紙や、名画「ひまわり」の背景などにも使われていました。「花緑青」は、はなろくしょうと読みます。
DIC 日本の伝統色:C65 M0 Y30 K10 / R80 G230 B161/花緑青(はなろくしょう)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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