日本の伝統色「天青」とは……
よく晴れた空のような明るい水色が天青と呼ばれる伝統色。ですが、ただ澄みきった青ではなく、わずかにやわらかなにごりを感じるのが特徴です。藍と蘇芳(すおう)で染めるとされ、そのほんのりとしたくもりが、奥行きのある色合いを生み出します。この名で広く知られるのは、中国・北宋時代の名窯である汝窯(じょよう)の青磁です。「雨過天青(うかてんせい)」と称えられたその色は、青磁の中でもとりわけ美しいものとされてきました。
天青 = てんせい
汝窯の青磁は現存数が非常に少なく、世界でも数十点ほどしか確認されていない希少な陶磁器とされています。「天青」は、てんせいと読みます。
DIC 日本の伝統色:C40 M0 Y0 K8 / R141 G235 B235/天青(てんせい)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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