日本の伝統色「濃卵」とは……
卵の黄身の中でも濃い色に由来する、赤みを帯びた深い黄色が濃卵と呼ばれる伝統色。一般的な黄身の色は卵色と呼ばれますが、この色はさらに濃い黄身を思わせる、こっくりとした色合いが特徴です。卵の黄身は一つひとつ微妙に色が異なりますが、その違いは味ではなく、鶏が食べる餌の色素によって生まれます。たとえばトウモロコシなら黄色に、米なら白っぽく、パプリカを加えると赤みが増すといわれています。濃卵も、そうした餌の違いから生まれた色で、自然の中の小さな変化を映した色といえます。
濃卵 = こいたまご
新鮮な卵の見分け方は、ほどよく白身に弾力があり、黄身がこんもりと盛り上がるのが特徴です。「濃卵」は、こいたまごと読みます。
DIC 日本の伝統色:C0 M37 Y94 K4/ R245 G154 B14/濃卵(こいたまご)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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