日本の伝統色「象牙色」とは……
象の牙に見られるやわらかな色合いに由来する、黄みを帯びたごく淡い茶色が象牙色。英語では「アイボリー」と呼ばれ、やさしく上品な色合いで日常にもなじみやすいのが特徴です。象牙とは肉食動物の牙とは異なり、象の前歯にあたる第二門歯で、きめが細かく加工に適した素材として重宝されてきました。この色名が広まったのは明治時代以降ですが、日本に象が伝わったのは室町時代とされ、その後も来日した象が江戸の町を歩く姿が人々の関心を集めた記録が残っています。
象牙色 = ぞうげいろ
象牙は古くから印章や工芸品に使われてきましたが、現在は保護の観点から国際的に取引が厳しく制限されています。「象牙色」は、ぞうげいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:C0 M3 Y11 K5 / R242 G235 B216/象牙色(ぞうげいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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