日本の伝統色「萩色」とは……
萩の花のように、赤紫から白へとやわらかく移ろう色合いが萩色。可憐で上品なその色は、『万葉集』で最も多く詠まれるほど、古くから人々の心を惹きつけてきました。「我が衣摺れるにはあらず…」の歌からは、萩の花で布をこすり染めていた様子も伺えます。その優しい色味に魅せられた女性は多く、秋の装いとして重ねの色目にも取り入れられ、『枕草子』にも萩色の衣をまとう女房の姿が描かれています。
萩色 = はぎいろ
萩は「秋の七草」の筆頭とされ、十五夜のお供えにも用いられるなど、古くから秋の風情を象徴する植物です。「萩色」は、はぎいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:C3 M85 Y2 K0 / R247 G38 B250/萩色(はぎいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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