日本の伝統色「茜色」とは……
山野に自生する茜の根で染めたことに由来する、鮮やかな赤が茜色。燃えるように力強い色合いで、太陽に照らされた赤富士を思わせる印象を持ちます。武蔵御嶽神社に伝わる国宝の赤糸威(あかいとおどし)の鎧兜からは、平安時代の美しい発色を伺えます。茜だけでこの鮮明な赤を出すのは難しく、桃山時代や江戸時代には蘇芳や紅花も用いられました。柿本人麻呂の和歌に見られるように、その輝きは「日」や「照る」を導く枕詞「あかねさす」としても親しまれてきました。
茜色 = あかねいろ
茜は古くから根には止血作用があるとされ、薬草として生活に役立てられてきました。「茜色」は、あかねいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:C0 M80 Y85 K24 / R194 G38 B30/茜色(あかねいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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