日本の伝統色「淡黄檗」とは……
ミカン科の植物である黄檗(きはだ)から染めた黄檗色を薄くした色が淡黄檗です。わずかに灰色を帯びたやさしい黄色で、ほのかな赤みが加わることで、より柔らかな印象を生み出しています。もとになった黄檗色は緑みを含む黄色で、古くから刈安(かりやす)と並ぶ代表的な黄色の染料として用いられてきました。明るさの中にどこか儚さを感じる色合いは、夜空に美しく輝く満月を思わせます。
淡黄檗 = うすきはだ
黄檗は樹皮の内側が鮮やかな黄色をしていることで知られます。染料としてだけでなく、生薬としても利用され、日本の暮らしと深く関わってきた植物です。「淡黄檗」は、うすきはだと読みます。
DIC 日本の伝統色:C0 M3 Y30 / R242 G235 B170/淡黄檗(うすきはだ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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