日本の伝統色「藁色」とは……
稲の藁に見られるような、やわらかく乾いた印象の薄い黄色が藁色です。ほんのりと緑みを感じるのは、刈り取られる前の青々とした稲の面影が残っているためかもしれません。稲の主役は稲穂ですが、収穫後の藁も暮らしを支える大切な存在でした。田んぼで約二週間乾燥させることで、縄やむしろ、米俵の材料として活用できるようになります。それらは使い終わっても編み直され、何度も再利用されていました。さらに家畜の餌としても役立ち、糞は良質な堆肥となって再び稲作を支えます。
藁色 = わらいろ
藁はお正月のしめ縄にも使われます。神様を迎えるための大切な飾りであり、日本では古くから縁起の良い素材として親しまれてきました。「藁色」は、わらいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:C0 M10 Y37 K20 / R204 G184 B129/藁色(わらいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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