日本の伝統色「大和柿」とは……
歌舞伎役者・三代目坂東三津五郎が好んで用いたことから名付けられた色が大和柿です。少しくすみを含んだ明るい橙色で、やわらかく親しみやすい雰囲気を持ち、見ているだけで気持ちが晴れやかになるような色合いです。江戸時代には、このような明るい橙色が流行しましたが、大和柿は色そのものの美しさだけでなく、三津五郎との深い結び付きによって人気を集めました。当時は特に女性から支持され、多くの人が競うように身に着けたといわれています。
大和柿 = やまとがき
江戸時代には人気役者の着物や持ち物の流行から発展した色も親しまれていました。「大和柿」は、やまとがきと読みます。
DIC 日本の伝統色:C0 M38 Y50 K5 / R242 G150 B121/大和柿(やまとがき)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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