日本の伝統色「赤丹」とは……
赤い土に由来する丹色よりも、さらに赤みを強くした色が赤丹です。もともとは赤い土を顔料として用いた色で、後には鉛に硝石(しょうせき)と硫黄を混ぜて焼いた酸化鉛も、この色を表す顔料として使われてきました。赤丹という色名は平安時代の祝詞(のりと)にも記されており、古くから特別な意味を持つ色だったことがうかがえます。当時の人々は赤色に魔除けや厄除け、願いごとをかなえる力があると考え、神社の柱などにも用いていました。
赤丹 = あかに
平安時代の祝詞は、神前で唱えられる大切な言葉です。当時の色名が記録されていることもあり、昔の人々の暮らしや信仰を知る手がかりになっています。「赤丹」は、あかにと読みます。
DIC 日本の伝統色:C12 M96 Y99 K9 / R204 G9 B2/赤丹(あかに)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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